2013年6月30日日曜日

ふたり 後編








アイビー「ずっとずっと・・・・愛してる。」


二人の熱い舌が絡み合う。
アイビーがゆっくりと顔をあげる。
















体を起こしてベッドの足元へ移動する。


ロミオ「 ? 」

















体をかがめてそっとロミオの下半身に触れる。


ロミオ「おい・・・。」

アイビー「今日は私からしたいの。」

ロミオ「お前・・・。」

アイビー「お願い・・・。」


アイビーがゆっくりとロミオの固くなった肉棒を咥える。








ロミオ「うっ・・・。」

アイビー「痛く・・・ない・・・?」

ロミオ「ああ・・・。」

アイビー「ごめんね・・・。ヘタクソだよね・・・・。」

ロミオ「いや・・・。気持ちいい・・・・。」

アイビー「ホント・・・?」










ロミオ「ああ・・・。(もちろんミランダほどのテクニックがあるわけではないしむしろ・・・どちらかというとヘタだ・・・。だけど・・・・背徳感がやべぇ・・・。) 」


















アイビーが体を起こし、サイドテーブルからコンドームを取り出す。



















アイビー「あんまり私・・・つけたことないからうまくいかないかもしれないけど・・・。」

ロミオ「いや。べつにそんなのは気にしねぇよ。」

アイビー「うん・・・でもね・・・勉強したんだよ?」

ロミオ「勉強?」

アイビー「うん。」


アイビーが中身を取り出し、口に咥える。









ロミオ「ちょ・・・お前・・・・。」


アイビーがコンドームを口に咥えたままロミオの肉棒にあてがう。
そしてゆっくりと顔をしずめていく。


アイビー「やっぱり・・・・難しいね。」

ロミオ「そんなの誰から教わったんだよ。」

アイビー「雑誌で・・・//// ロミオに・・・喜んでほしかったから。」

ロミオ「・・・・。」








アイビーが体を起こし、ロミオの上にまたがる。
ゆっくりと腰をしずめていく。


ロミオ「はぁっ・・・。」

アイビー「んっ・・・・。」














アイビーがゆっくりと腰を振る。
ぎこちない動きだが、それがさらにロミオを刺激した。


アイビー「ロミオ・・・気持ちいい・・・?」

ロミオ「ああ・・・・。」

アイビー「ホント・・・?」

ロミオ「だけど・・・。」

アイビー「 ? 」











アイビー「あっ!」


ロミオが不意に体を起こす。


ロミオ「こっちのほうがいい。」

アイビー「今日は私が・・・全部してあげたかったのに・・・。」

ロミオ「もう十分だ。俺はお前ともっと密着してぇんだよ。」










アイビー「あんっ。」


アイビーの体を押し倒し上に覆いかぶさる。
ロミオが奥深くまで腰を沈める。


アイビー「ああっ!」

ロミオ「気持ちいいか?」











アイビー「気持ち・・・いい・・・・。」

ロミオ「目逸らすな。こっち見ろよ。」

アイビー「恥しいよ・・・。」















ロミオ「お前が愛してるのは誰だ?」

アイビー「ロミオ・・・・ロミオだよ。」

ロミオ「じゃあもう俺だけ見てろ。お前の体を抱くのは一生ずっと俺だけだ。」

アイビー「ロミオ・・・愛してる。」











唇を塞ぐ。
熱い舌が奥まで侵入してくる。


アイビー「んあっ・・・。」

ロミオ「はぁ・・・。」













アイビー「あっ・・・・も・・・・ダメ・・・・・。」

ロミオ「このまま・・・イっていいぞ。」


ロミオの腰の動きが激しくなる。


アイビー「はぁ・・・・・んあっ。」












アイビー「ロミオっ・・・ああっ!」









































翌朝。
雨はすっかりやんで、オレンジ色の朝日が砂浜を照らしている。



















先に目を覚ましたのはロミオのほうだった。



















ロミオ「 (ぐっすり寝てんな。) 」


アイビーを起こさないようにそっとベッドを抜け出す。
















静かにバスルームへと入っていく。




















アイビー「んっ・・・・。」


しばらくするとアイビーが目を覚ました。

















アイビー「 (シャワーの音・・・。ロミオ、シャワー浴びてるんだ?) 」


ベッドから起き上がる。
















アイビー「 (すごい・・・朝焼け・・・。) 」


ベッドから起きると窓辺へと歩き出す。

















アイビー「 (なんて綺麗・・・・。) 」




















アイビー「 (天国があるとしたら・・・きっとこんな景色なのかな・・・。この景色は・・・なんだか無性に泣きたくなる・・・・。) 」



















アイビー「 (それにしても・・・サンリットもやっぱり朝は寒いな・・・・。) 」



















不意に後ろからロミオに抱きしめられる。


アイビー「ロミオ・・・。」

ロミオ「また風邪ひいたらどうする。」















アイビー「ロミオはあったかいね。」

ロミオ「シャワー浴びたばかりだからな。お前、油断して体冷やすなよ。」

アイビー「うん。ありがとう。」
















ロミオ「なぁ・・・。」

アイビー「うん?」

ロミオ「もしもひとつだけ欲しいものが手に入るとしたら・・・お前はなにが欲しい?」

アイビー「欲しいもの?・・・それは物じゃなきゃだめ?」

ロミオ「いや。なんでもいい。この世界にあるものなら。」











アイビー「ロミオ。」

ロミオ「・・・。」

アイビー「私はロミオがいてくれればなにもいらない。」

ロミオ「・・・・。」

アイビー「ロミオがそばにいてくれれば私は幸せだから。」












ロミオ「そうか・・・。」


ロミオがアイビーの髪に顔をうずめる。


アイビー「うん。」














ロミオ「・・・・帰ったら。」

アイビー「うん?」

ロミオ「結婚しよう。」
















アイビー「え・・・?」


アイビーが振り返る。


アイビー「ロミオ・・・今なんて・・・・。」

ロミオ「手、出せよ。」

アイビー「手?」










ロミオがアイビーの左手をとり、ポケットから取り出した指輪を薬指にはめる。



















アイビー「 ! 」


アイビーの薬指には大きなダイヤの指輪が輝いていた。

















アイビー「ロミオ、これ・・・・。」

ロミオ「婚約指輪だ。」

アイビー「・・・・婚約・・・・。」















ロミオ「俺と結婚してくれアイビー。」

アイビー「・・・ロミオ・・・・。」

ロミオ「俺にはお前しかいない。」
















ロミオ「俺がお前になにができるのか、あれからずっと考えてた。けどやっぱりこれしか思いつかない。」

アイビー「・・・・。」

ロミオ「俺がお前と一緒にいるためには、結局これが一番だってやっとわかったんだ。」















ロミオ「お前にはずっと辛い思いばかりさせてきたし、すまないと思ってる。」

アイビー「ロミオ・・・・。」

ロミオ「こんな俺でよかったら・・・・結婚してくれ。」















アイビー「ホントに・・・・いいの?」

ロミオ「ああ。」

アイビー「後悔しない?」

ロミオ「するかよ。・・・お前は?どうしたい?」

アイビー「ロミオの・・・お嫁さんにしてください。」












二人が抱き合う。


アイビー「ロミオっ!」


アイビーの瞳から涙が零れ落ちる。














アイビー「夢みたい・・・。夢なのかなぁ?」

ロミオ「夢じゃねぇよ。」

アイビー「だって幸せすぎて・・・・なんかもうどっかいっちゃいそうなの。天国みたい・・・。」
















ロミオ「俺がしっかり捕まえてるから、お前はどこにも行かねぇよ。」

アイビー「うんっ・・・。」

ロミオ「ずっと俺のそばにいろ。」

アイビー「いる・・・。ロミオと一緒にいる。」













ロミオ「落ち着いたら式あげよう。二人だけで・・・。」

アイビー「うんっ。」

ロミオ「愛してるアイビー。」

アイビー「私も愛してる。」




























































ブリッジポート編 中期 おしまい


4 件のコメント:

  1. はじめまして、こんばんは。今回ばかりはコメントせずにはいられなくってコメントします。凄く泣けました。アイビー良かったな、報われたんだなって、じんわり嬉し泣きです。ロミオには正直モヤッとした感じはありつつ、ここまでアイビーが思うなら仕方ないんやろなぁ~なんて、拝読してました。なで肩さん、お疲れ様でした。これからもひっそり応援しております。
    ではでは。

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    1. >セツさん

      コメントありがとうございます(´∀`)
      そしてはじめまして&いらっしゃいませ\(^▽^)/
      泣けたと言ってくださってすごく嬉しいです。
      もっと劇的なものを、と言ってくださる方もいらっしゃったので、こうあっさり婚約ってなると、アンチロミオ派の方々にとっては面白くないんじゃないかとも思ったんですよね。
      でももういいかげんにロミオも気づいていいはずなんですよね。
      アイビーだっていつまでもこのままじゃ報われないし。
      というわけでようやく婚約までこぎつけました(ノ´∀`*)
      でもやはりみなさんロミオに対してはモヤッと感があるのは否めないですねwwww
      まぁそりゃそうだろうなw
      でもまだ中期なんですよ( ̄ー ̄)ニヤリ
      ブリッジポート編は後期まで続きますので、まだまだおつきあいいただければと思います。

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  2. ここっここんにちわ~vvv
    ここまで一気に読ませて頂きました!まず一言言わせてください…


    なんやてえええええええ!!!!!????(本日最大のリアクション芸)


    まず何から整理しようか、うん整理が追い付きません、これ詰んだ
    いやいやいやいや、エロイの有難う御座います
    我々の世界ではご褒美です!!とか思ってましたよ序盤はね!
    アイビーのご奉仕とか!!vこの柔道男なんという役得!!!!!!

    先日まで某女優さんとアハンウフンで合鍵変えてまでプンスカしてた
    あのナニだけデカイ男がさ!!!(おい、こそちゃっかり覚えてんのな…)
    ヨリ戻った瞬間にみんな大好きアイビーとピンクの世界だなんて都合良くない!!?
    アイビーも優しすぎだよっ!!!とか…センベイかじりながら思ってました、完全昼ドラ視聴者のオバンよ

    それがああ…あああ…おおおおぅっ!!げほっ!!
    けけけけけけけ!!!こけっこ!!結婚んんっ!!!!!!???
    はい、ここで…なんやてええええっ!!!!(本日2回目)

    ロミオ~…おお…感無量…
    アイビーは、ジーンを取らなかったんだよ!!そう言う事なんですね!!本当に!!!
    なんだろう、こちらのアイロミもご婚約、うちのハルエリもご婚約vvvv
    似た者同士の男の婚期がほぼお揃いになりましたvvvv(爆笑)vvv

    と言う事は、きっとアイビーとエリは気が合うはずvv(笑)
    と言う妄想を膨らませながら…マジっすか!!今回の展開!!!!!!!
    じゃあジーンどうなっちゃうのっ!!?…あ、私か…v照れvv(帰れ)

    いや、ほんと!おめでとうございます!!!!
    正直私、未だにロミオにはモヤっとしておりますが、でもアイビーが選んで
    アイビーが喜んでいるのならそれもそう言う事なのでしょう
    彼自身も必要以上の嫉妬と劣等感からアイビーを不本意に傷つけてきてしまってましたが
    自分なりに考えて考えた結果、夫婦となることが彼らにとっての最良なのでしょうv

    寂しがりんぼ君には一緒にいてあげた方が良いって事ですかね~vv(´艸`*)
    しかしまー、なで肩さん作品のチンしゃぶポーズの男性側の表情のエロさったらないですねvvvv(おい)
    早くうちのエリザもアイビーに追いつくべくチンしゃぶスキルを習得させたいと思いますvv

    ではまた(*'ω'*)

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    1. >SACHICOさん

      いつもありがとうございます(´∀`)
      最後にドエロいの突っ込んできましたwwww
      しかも2話もねw
      アイビーとロミオのウフフは無理矢理かラブラブかしかなかったので、最後にエロいのをねw
      アイビーもロミオに「ミランダのFはすごいんだぜ。お前やんねーからつまんねーんだよ」的なことを言われたのが頭から離れなかったんでしょうねwww
      勉強してきちゃいましたよこの子wwww
      まぁ、努力家ということで(おい
      そしてそれの発言に対して若干後悔気味なロミオねw

      ハルエリさんも婚約でうちのアイロミも婚約!!
      なんて仲良しwwww
      ハルエリさんの初夜、楽しみにしていますよ(ノ´∀`*)

      やっぱりさっちゃんもロミオに対してはモヤッとしちゃうよね。
      そりゃそうだwww
      でもいいかげんロミオも自分のことばっかりじゃなくてアイビーのことを考えないとね。
      アイビーだって報われないしね。

      しゃぶしゃぶポーズの表情は私も大好きですw
      エリザさんのしゃぶしゃぶ!!
      できんのかエリザさん?!(^ω^;)(;^ω^)
      エリザ「お口に入れる前に・・・殺菌消毒を・・・。」
      とか言い出しそうだwwww

      ジーンねw
      ジーンにはちゃんと・・・・おっと誰か来たようだ。

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