2012年11月25日日曜日

心の闇









アイビーが階段をあがって部屋に入ってくる。


ロミオ「早かったな。」

















アイビー「うん・・・。」

ロミオ「あいつと会ってたのか?」

アイビー「あいつって・・・。」

ロミオ「スタイリストだよ。」















アイビー「・・・・うん。」

ロミオ「そうか。」

アイビー「でも、カウンターで呑んでたしマスターだって・・・。」


















突然ロミオがアイビーを壁に押し倒す。


アイビー「ちょ・・・ロミ・・・。」

















開いた唇に強引に舌が入ってくる。


アイビー「んっ・・・・。」


貪るように唇に吸い付く。















アイビー「きゃっ!」


そのままベッドに連れて行かれ、強引に押し倒された。


















ロミオ「あいつと寝たのか?」

アイビー「なに言ってるの?そんなことするわけないでしょ?」

ロミオ「キスは?」

アイビー「してないよ!私は・・・。」
















アイビー「ちょ・・・ロミオ・・・?」


首筋に吸い付く。
力が強く、押しのけることもできない。

















チャックだけ下ろして、服も脱がずに強引にアイビーの中に挿入する。


アイビー「あっ!」


アイビーが痛みに顔をゆがめる。















アイビー「いっ・・・・。」

ロミオ「・・・・。」

アイビー「ロミオ・・・ゴムつけてない・・・・。」

ロミオ「お前今日大丈夫な日だろ。」

アイビー「でも・・・。」


構わず腰を振り続ける。










アイビー「痛いよロミオ・・・。こんなの・・・いやだよ・・・。」


アイビーの瞳から涙が零れ落ちる。


















ゆっくりとロミオの体が離れ、ベッドから降りた。
アイビーがベッドの上で体を小さく丸め、嗚咽を漏らす。




















ロミオ「帰れ。」


低く冷たい声でぽつりと言う。


















アイビー「っ・・・。」


アイビーが駆け出す。















































深夜の暗い倉庫街を歩く。
人影はない。




















声を殺して静かに涙を流す。
秋の冷たい風が頬を撫でた。





















真夜中。
いつまで歩いてもタクシー一台通らない。



















アイビーが携帯電話を取り出す。
登録された番号に電話をかける。



















アイビー「もしもし・・・。ごめんなさい・・・・こんな時間に。」





















アイビー「今から・・・会いに行ってもいい?」





















真夜中の静かな街中を一台の車が走る。





















ディーン「大丈夫か?」

アイビー「え・・・?」

ディーン「目、真っ赤だぞ。あの辺、たしかロミオさんちの近くだよな。ケンカでもしたのか?」
















アイビー「・・・ジーンが・・・同じ職場にいるの・・・・。」

ディーン「ジーンて・・・高校のときの?」

アイビー「・・・うん・・・・。」

















ディーン「そうか・・・。」


ディーンはそれ以上なにも聞かなかった。













 




アイビー「ディーン。」

ディーン「うん?」

アイビー「迎えに来てくれて・・・ありがとう。」

ディーン「ああ。」















ディーンが階段を下りてくる。





















ラトーシャ「アイビー、どうだった?」

ディーン「シャワー浴びてすぐ寝たみたい。」

ラトーシャ「そっか。」


















ディーン「ごめんな。こんな時間に。」

ラトーシャ「私は仕事お昼からだから大丈夫。ディーン、朝からでしょう?平気?」

ディーン「寝ないのは慣れっこだから、大丈夫だよ。」

ラトーシャ「ホットミルク飲む?」

ディーン「そうだな。頼むわ。」












ホットミルクを入れて、リビングのソファーに座る。


ラトーシャ「アイビー、なんかあったのかな?」


















ディーン「ジーンさんが同じ職場にいるらしい。」

ラトーシャ「ジーンさんって・・・高校のときの?」

ディーン「ああ。それしか聞かなかったけど・・・だいたい想像できるだろ。」
















ラトーシャ「ロミオさんいるもんね。アイビー、板ばさみになってるのかな?」

ディーン「かもしれないな。」

ラトーシャ「アイビー、引越しの話出たときもロミオさんと一緒には住まないって言ってたし・・・なんか気使ってる感じがした。」

ディーン「そうか。」













ディーン「まぁ、見た目からして同棲とか結婚とか、似合う人じゃなさそうだもんな~あの人。」

ラトーシャ「そうだね・・・。」

ディーン「でも嫉妬するような人にも見えないけどな・・・。」

ラトーシャ「うん・・・。」













ディーンの携帯電話が鳴る。


ディーン「こんな時間に・・・誰だろう?」

ラトーシャ「・・・。」















ディーンが立ち上がって携帯を取り出す。





















確認だけしてすぐにソファーに戻った。


ラトーシャ「メールだったの?」

ディーン「ああ。知り合いから。」















ラトーシャ「そっか・・・。」









2 件のコメント:

  1. こんにちわー!!!!
    っておいおいいいいいい!!!!そんな事!!!
    このさっちゃんが許さんぞおおおおお!!!!

    以下、ちょっくら愛ある暴言含みますが失礼します!!

    え?ロミオって何さま?レイプじゃん
    え?マジで何さまなのあの柔道男は一丁前に嫉妬とかしてんじゃないよ!

    「あいつと寝たのか?」寝ようがどうでも良いだろあなたとはウフレですし
    将来もないって言ってんのあなたですし誰に心揺れようといいじゃないか
    それにジーンには別に良いよ付き合ってないし発言もしてんじゃないか!

    ロミオ許すまじ!!!><
    個人的にはクリスよりも嫌だな!!!(それ自動的に最上級じゃね?)
    傷付いたアイビーちゃんをベテラン主婦のグリママが癒して差し上げますよ

    とにかく!今回ロミオがした事は男として最低な事ですね!!
    シーズンズも導入されたことですし凍死してくれることを祈っています!(おい)

    そしてディンラト家のキッチンに置かれていたフランスパンに仕掛けが細かいなv
    と感心しつつ安定の円満ぶりを見せてくれるディンラトカップルv
    お~v癒されるわvもう柔道男の事は忘れようv
    と思っていたら…謎の人物からのメール…??

    おい…ちょっと待て…
    もしや…「良かった、メルアド変わってなかったのねvbyジーナ」じゃねぇだろうな?

    女の勘を舐めるなよ!!?
    ラトちゃんも「………(意味ありげ)」な感じですしね
    女は浮気センサー半端ないですからね、この前バーで遭遇したジーナって女、
    ディーンに変な影響与えなきゃ良いけど…と思っても不思議ではないはず

    もー!マスター!!なんとかしてよおおおお!!!
    と叫ぶさちこでした

    のし!♪vv

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    1. >SACHICOさん

      いつもありがとうございます(´∀`)
      今回裸体は一切出てこないのですがレイプまがいのシーンがあるためアダルトページにうpいたしました。
      いやさすがにね、私もひどいと思いますよw
      女性からみたらロミオ最低ですな( ̄ー ̄)ニヤリ
      彼女であってもこれは即別れるべき事件ですね。

      柔道男にワロタwwww
      ただロミオからしてみたら「なにいきなり言い訳してんだよ」ってカンジなんでしょうね。
      アイビーが言い訳しなかったら違う結果になっていたのかもしれません。
      今回のタイトル「心の闇」というのはアイビーの心の闇でもありロミオの闇でもあるのですよね。
      お互いに抱える不安や悩みや矛盾。
      それがすれ違ってしまって。
      気持ちと行動が伴っていないんですよお互いに。
      ロミオをフォローするつもりもないですがw(してるけども

      いやでもこんなに思いっきり沸騰していただけると私としても嬉しいかぎりでございます(ノ´∀`*)
      グリママのデカパイに顔をうずめて泣いていいですかね?(お前じゃだめだろう

      凍死wwww
      ちょっと見てみたい気も・・・( ̄ー ̄)ニヤリ

      ディーラト家のキッチンは朝食グッズがたんまりですw
      食パンにフランスパンにフレーク、ありすぎだろう!!っていう。
      そしてさすがさっちゃん鋭い。
      メールの内容ビンゴですよwwww
      しかし深夜にメールとは・・・ってカンジですけどねw
      ラトも勘が鋭いので即座に反応しちゃっていますよね。

      果たしてマスターはどうにかできるのか?( ̄ー ̄)ニヤリ
      今後のマスターの活躍(?)にご期待ください(していいものか?

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